lovepoke’s blog

パオくんしか勝たん

【S10使用構築 R2000達成 パオくんとの夏休み】

こんにちは、せないずみです!SVシングルS10で初めてレート2000を達成することができましたので記念に構築記事を書くことにしました(※前代未聞の長さの怪文書なので注意です!笑)

今期はゴリランダーとかまポンが軸のダブルグラスラ構築を使ってたのですが後半に近づくにつれてグラスラ持ちがバレてきて通すのが難しくなり、その一方で最終週に鉢巻パオの通りが凄まじいことに気づき、パオ軸の構築を使っていました!パオくんへの想いが溢れるあまり変な構築記事なので参考になるところは多くないかもですが、せめてパオジアンへの愛が伝わりましたらと思います!最後にレート2000に到達するまでにやったことというコラムもあります笑!それではどうぞ✨

【最終順位】

TN Sena 241位 最高/最終2008

最終日の構築はパオ軸と鉢巻ディンルー軸(S8のちゃっぴーさんの天才トリル構築(掲載許可貰いました!https://usagi-chappy.hatenablog.com/entry/2023/08/01/232233)のツツミの枠をヒスイダイケンキにした構築)の2つを使っていて、こちらのロムでは最終日にディンルー軸を使いました!

今回はせっかくなので長く使っていたパオ軸の方を紹介します〜✨

TN Izumi 290位 最高/最終2003

(複数ロム体制だったのですがメインロムTNキョウカは負けてどこかへ旅立ちました😂)

 

【使用構築】

シーズンも切り替わりましたが、一応レンタルあります〜!半月くらいは消さずに公開してると思います(*´꒳`*)

 

【構築経緯】

S10の最大の特徴は、中盤に突如解禁されたDLC新要素による環境変化であった。それまでの強力なパーティといえば通称BIG6 (ディンルー・カイリュー・サーフゴー・ハバタクカミ・パオジアン・ウーラオスであったが、壊れた性能を持つオーガポンが登場し、使用率でBIG6のディンルーやウーラオスなどを抜くなど、環境に絶大な影響を与え、また、キョジオーガなどの新たな強い構築が次々と生まれた。そのような目まぐるしい新環境の中で勝ち抜くには、常に環境を追い、通りの良いポケモンを探し続ける必要があった。新要素解禁から毎日バトルデータベースの使用率推移のグラフを調べ、辿り着いたのがオーガポン軸に強く出られる鉢巻パオジアンである。オーガポンの特徴として特筆すべきは、強すぎるが故かテラスタイプが固定されていることである。強みに関しては、炎水岩のお面を持つことによる技威力1.2倍という壊れシステムと高いSとA種族値、優秀な技を多く覚えることなど枚挙に暇がない。だが、一方で九世代対戦の最大の特徴とも言えるテラスを切ることによる対面時の有利不利の逆転、すなわち、多様なタイプ変化の不確実性を含む択の押し付けは存在しないことになる。なお、持ち物は草ポン以外は固定されていてSラインの最大値も既知である。これらを踏まえ、①最速オーガポンの上を確実にとることができ、②鉢巻悪テラス噛み砕くによりH振りでも耐えられず裏も到底受からないという一方的な安定行動を行うことができる鉢巻パオに着目した。日々急上昇するオーガポンの使用率を見て、鉢巻パオを合わせてうまく有利対面を作りさえすれば、それだけで試合を決めてしまうほど強力に違いないと考えた

鉢巻パオを強く通す動きを調べるために構築記事を読みあさっていたところ、相棒としてHDカバルドンを連れており、S5に最終21位の結果を残されている破滅さんの構築を見つけたhttps://yakkun.com/bbs/party/n4846

(破滅さん掲載許可ありがとうございました!)

S10で蔓延していたハバカミやサーフゴー、カイリューなどの電磁波持ちへのメタとしてカバルドンが完璧に役割をこなせる事に気づき、並びを含めて大変参考にさせていただいた。そのままの並びでも現環境で戦えるほど強く、実際のところ、破滅さんの原案の構築と並びが変わったのはイダイナキバがランドロスに変わったのみである

鉢巻パオジアンとカバではメガネカミが苦しいため、ムーンフォースを半減で受けられるサーフゴーは構築のピースとして欠かせなかった。パオとサフゴを組ませた際の素晴らしい点は、メガネカミのシャドボ・ムンフォをどちらかが半減で受けられる点である。すなわち、すでに数的有利をとっているのであればカバを切っての展開で逆転のチャンスを得ることとなる。相手の選出画面でメガネカミと判断した際には必ずサーフゴーを選出した。その他、チオンドヒドなどにも出られる使い勝手の良いポケモンとして重宝した

今回、構築で工夫した点はパオ以外のエースの用意である。それが、ブエナ控え目テツノツツミとイカサマダイス持ちスケショカイリューである。詳しくは個体紹介での後述になるが、二匹ともあまり環境で考慮されなかったためか、攻め駒としてとても通りがよかった

最後に構築に入ってきたランドロスについてだが、キョジ入り構築の対策として食べ残し型が強いと感じ、また、出さなくても鉢巻やスカーフ飛行テラバなどを想像させて選出画面で相手に圧をかけることができる点、さらにはカバと合わせて地面2枚の構成にすることでサンダーなどの見えにくい電磁波持ちポケモンの選出を抑制可能な点から本構築の最後の枠に適していると考えて採用に至り、構築が完成した

 

【♡ポケモン個別紹介♡】

パオジアン@こだわりハチマキ、悪テラス

特性:わざわいのつるぎ  性格:いじっぱり

技構成:つららおとし、かみくだく、氷の礫、ふいうち

実数値 155-189-109-x-85-179

努力値 A252、B68、S188(最速110族抜きあまりB)

圧倒的彼氏。かっこいいし可愛いしもはやいうことない。ピクニックしてお昼寝してるときは尊すぎて思わずスイッチ強く抱きしめてしまい、普通にゲーム固まって壊れそうになった。語り尽くせないくらいすき

最速オーガポンよりも早い素早さを確保し、H振りでも受からないテラス鉢巻かみくだくで対面時に安定した処理ができる他、規格外の破壊力でキョジオーガカイリュー、ラッシャやドヒド、バレル入りの中低速サイクルを全て破壊してきた。相手の調整は不明であったが、初手草ポン対面時に悪テラス不意打ちで普通にワンパンしたときはあまりにも強すぎて笑ってしまった。終盤ランドロスがあまりにも増えたため、鉢巻礫による奇襲が有効と思い、せいなるつるぎを切って礫を搭載したがこれがとんでもなく強かった。初手にたくさん飛んでくるスカーフランドを倒してeasy winを量産するだけでなく、スイーパーとしての最後の詰め筋にも使える強力な技だった。ステロ込みでH131のB無振りカミを93%で倒せるなど、先制ワザとは思えない火力が出る。カバとの相性がとにかく良く、ステロを巻いて仕舞えば行動保証のある岩ポンすら鉢巻砕くやつらら落としで安全に処理できる。カバルドンの砂とあくびステロで強引に削り、テラス不意打ちや礫で縛る動きが非常に強力だった

S10はレギュD史上最も鉢巻パオジアンの通りが良いシーズンだったと思う。次のレギュEの新規ポケモンは、暁ガチグマやエンペルトをはじめとする強力なポケモンが目白押しである。だが、よく見てみると中低速ポケモンばかりである。パオジアンはどんな環境下でも強いポケモンであることに変わりないが、S10に引き続きS11でも鉢巻パオの通りが良い可能性がある。素早さ操作&対面操作技を持つクワガノン等が登場したこともあり、構築の発展とともに今後もその活躍が期待される 

 

カバルドン@オボン、水テラス

特性:すなおこし  性格:わんぱく

技構成:じしん、あくび、ステルスロックなまける

実数値 215-132-152-x-124-68

努力値 HD252、S4

信頼できるクッション枠。HDカバはオボン込みでようきC176ツツミのフリドラを2回耐え、ドロポンも耐えてしまうほど硬い。眼鏡持ち以外のハバカミには基本勝てるため、ブエナカミが出てきたら後ろから投げていた。オボン持ちなのに怠けるを採用しているのがこのカバのポイントで、これはわたしが相手のカバを見て、食べ残しなら怠ける採用でオボンなら吹き飛ばし採用と決め打ってることからヒントを得て相手の思考を乱して有利な展開を作るために入れた技である。相手目線、吹き飛ばしを警戒する必要があるために実際みがわりはほぼ打たれなかった。一方で怠けるを持っているためにあくびで眠らせた後や流した後も回復して次のサイクルを可能にする動きができる(相手目線は見えにくい行動)。元々電磁波持ちへの明確な回答として用意した個体であったということもあり、怠けるの採用によってカミだけでなくサーフゴーにも滅法強かった。特性の砂嵐による襷&マルスケ削りも強力であり、鉢巻パオとの親和性が非常に高かった。テラスはほぼ切らなかったが、パオや水ウーラオスと対面すると気まずいので水テラスを採用していた。初手にカバを投げることもよくあったが、水ウーラオス対面は本当に気まずかった。飲み会のときにいつも端っこにいてリズムゲームのように相槌打ってタイミングよくニッコリするわたしと同じくらい気まずい空気になるからやめてほしい

 

テツノツツミ@ブーストエナジー、水テラス

特性:クォークチャージ  性格:ひかえめ

技構成:ハイドロポンプフリーズドライ、みがわり、アンコール

実数値 139-x-135-184-81-188

努力値 H60、B4、C188、D4、S252

あらゆる試合を立ち回りだけでひっくり返す可能性を持つ神のポケモン。パオに対してよく切られるテラスは水で、最近だとかまポンの影響もあって炎。その双方に対して打点を持つことができる攻め駒としてのパオとのシナジーが良いポケモン。また、カバに飛んでくる水技や氷技を読んで引き、アンコールでしばることも可能であり、何十体もの水ラオスを葬ってきた

ブエナカミが軒並み今遅いことから、ちょっと耐久に振った控えめで採用。相手の無振りパオをドロポンで砂ダメ込みで乱数50%で沈めることができる火力を有する。一回みがわりしてからのドロポンは砂2回入るので75%以上で落とせる(カバがステロ撒けなくても砂嵐とみがわりで相手の計算を崩し、多くのポケモンを倒せる)。水テラスはリーチを伸ばしたい時に重宝し、柔らかいサフゴ程度ならばフリドラ+ドロポンで処理できる。具体的には、フリドラに対してでてきた個体へのダメージを見て判断し、その後水テラドロポンで沈める動きをよく取っていた。耐久面に関しては、CSぶっぱよりちょっと固いという程度ではあるがこの耐久が生きた場面はかなりあった。特に今期のブエナハバカミは物理耐久寄りで火力がなく、ムンフォを大体耐えていたので上から2回動いて倒せたことも最終日だけで3回あった。また、ようきパオの聖剣も確定で耐える。パオが苦手な相手(水ラオス、ラッシャ等)はツツミ、ツツミが苦手な相手(サフゴ、オーガポン等)はパオと物理特殊の補完が完璧な2匹であった

普段からピクニックなどでとても可愛がっているからか大事な場面でドロポンを外さないお気に入りの個体。最終日の朝は全部当ててくれたのでとても感謝している。このポケモンを使っている過程でプレイングが上達するのを感じた。その辺りも含めて感謝しかないので今後もより可愛がることにする

 

サーフゴー@こだわりメガネ、鋼テラス

特性:おうごんのからだ  性格:ひかえめ

技構成:ゴールドラッシュ、シャドーボール、10万ボルト、トリック

実数値 171-x-115-194-111-136

努力値 H68、B188、S252

史上最強の陽キャポケモン。メガネカミがいると思われる対サイクルやチオンキョジが見えた時には出していた。ラッシャや水ラオスなどに強いウェポンとして10万ボルトを採用。最低限の耐久を維持してSに振り切った個体。準速メガネはシーズン中ほぼ警戒されず、カイリュー、イダイトウ、ランド、ドラン、サンダー、ゴリランダーなど多くの中速ポケモンを倒すことができた。鋼テラスメガネゴルラの火力が異次元すぎてこれしか使えない体になってしまった。相手の裏にどんな型のランドがいても目の前のポケモンに対してゴルラを打つという行動でどうにかなってしまうのが偉かった。サーフゴーはポケモンの世界では特性とタイプが強くて好きだけど、現実にいたらナチュラルにLINE聞いてきそうだから苦手なたいぷかも

 

カイリュー@イカサマダイス、テラス鋼

特性:マルチスケイル  性格:意地っぱり

技構成:アイアンヘッド、スケイルショット、じしん、アンコール

実数値 189-204-116-x-121-109

努力値 H180、A252、B4、D4、S68

今期のびっくりエースポケモン。かなり多くの調整を試したが、最終的にはFFのおすかるさんが教えてくださったS ライン+1で準速オーガポン抜きのHAベースで火力と耐久の両立を可能にするこの調整に落ち着いた(おすかるさんありがとうございました!!)。テラスを切ることなく相手のカイリューを正面から無償突破する様はまさに最強の名にふさわしく、最終日も大活躍した。かなり硬い上に鋼テラスまであり、テラスを切ることで臆病CSのツツミのフラドラ+ドロポン(+さらに相手の後続の特化カイリューしんそく)を耐えることができるため、不利対面でもひっくり返す力があった。また、鋼テラスカイリューを本構築に採用したのにはもう一つ理由があり、それはカバとの親和性である。カバ入りの構築にカイリューを入れる際は、初手に出す飛行テラバ型か食べ残し型か防塵ゴーグルが主流であった。新要素でスケショを獲得したカイリューを鋼テラスで採用することで、初手カバ展開を可能にし、砂ダメによるマルスケへの影響を防ぎながら行動することが可能になると考えた。もちろん、相手の構築にウーラオスがいる場合などには初手に出すこともあり、テラスを切らずとも活躍できるポケモンとして大変重宝した。イカサマダイス持ちは特に上位帯の方で多く見られたが、カイリューに強いカイリューが弱いわけがないし、今思い返せば今期の勝ち馬ポケモンだったように思う

 

ランドロス@たべのこし、水テラス

特性:いかく  性格:意地っぱり

技構成:じしん、岩石封じ、みがわり、ビルドアップ

実数値 193-194-131-x-101-114

努力値 H228、A92、B164、D4、S20

対キョジオーン用の置きポケモン。だれかの記事の調整を参考にした覚えがありますが忘れてしまいました(ごめんなさい泣)。多くの当たったキョジオーンが幸い鉄壁持ち以外だったため無難に強かった。水ラオスに強そうとか思って初手に出してテラス切った試合は大体その後にメガネカミに貫かれたりして負けていたのでそこは反省点。選出率は最も低かったが、カバと並ぶ地面枠2枚目で電磁波持ちへの魔除けとして選出画面で意外と仕事してくれてたのかもしれない。お顔こわいし、どのような原理で浮いているのかも不明だし、なぜ飛行タイプなのか未だに納得できていないが、もっとこのポケモンを強く使えるようになりたいと思う

 

【選出やきつい相手】

基本選出は特に決めていないが、パオ+カバ+ツツミの選出が最も多かった

対面構築が相手のときは、パオ+カバ+ツツミ(またはカイリュー

対サイクル戦は大体パオ+ツツミ+サフゴで、キョジ入りにはパオまたはサフゴの枠がランドに代わり、多くは初手にランドを投げていた

動かし方については、パオか(カイリュー)で数的有利をとり、クッション役のカバを投げてステロとあくびを撒いて、その後にエースを再展開するという流れが基本となる。カバのあくびで相手の裏を見るなどして、詰みの状況に持っていけるよう試合を後ろから逆算して動かすのがコツである。パオの悪テラスはほぼ勝ち確になるという盤面で切ることを強く勧める。数的有利を取った後は、パオの先制技(氷の礫が理想)によるスイープを詰め筋として意識すると技外しや急所ケアの動きができてなお良いだろう

 

きつい相手

・受けループ全般

鉢巻パオの火力をもってしても厳しいため、当たらないことで対策とするしかなかった。ここも大きな反省点である

 

・鉢巻水ウーラオス

たまに当たったがカバやサーフゴーが普通に吹き飛ぶためかなり苦しい展開を強いられて大体負けていた。ツツミで勝てると思いきや裏にチョッキジバコがいて頭を抱えたことが数試合あった

 

・キラフロル

幸いあまり当たらなかったが、カイリューから出さざるを得ないため面倒だった記憶がある。こちらのツツミはSを削っているため、毒展開後の相手のツツミが結構厳しい。当たった場合は、カイリュー、サフゴ、ランド(カバ)の選出で対応するのが毒が気にならないので苦し紛れの最善策かも

 

【感想】

大好きなパオくんとここまで来れて感無量です!!また、上位帯での対戦を通して、見たことのない景色をみることができてランクマの奥深さを知り、大きな成長を遂げるシーズンとなりました。自分の推しポケモンと勝ち上がるというのはうまく言葉で表せないほどの嬉しさがありますね!✨こうしてパオくんと過ごせた夏休みはわたしの中でかけがえのない青春の1ページになりました。パオくん愛してる!!S11も疲れてなかったら一緒に頑張ろうね!!💕💕💕💕💕

 

【コラム: レート2000達成までの道のり】

本コラムでは、5月時点でダメージ計算すらまともにできなかったわたしがどうやってここまで来れたのかについて、感覚が残っているうちに成長の軌跡を書きたいと思います。少しでもレート2000を目指す方々の参考になりましたら幸いです!

(4桁~5桁から最終3桁到達までの道のりは過去の記事の最後の方のコラムに書きましたので気になる方は覗いてみてください✨↓過去の記事です

https://lovepoke.hatenablog.com/entry/2023/07/02/225101

 

まず、ポケモン対戦はよほどのセンスを有していない限りは、相当な努力が必要なものかと思います。自身が考えるに、ポケモン対戦では感覚派と理論派が存在するのではないかと感じております。常に上位にいる方は両方を備えている方が多い印象です。感覚派の方は天才的な発想や感性で環境に刺さるポケモンを考案したり、潜ってみた感想をもとに短期間で構築を組んだりすることができます。他方、理論派の方は分析に力を入れて環境をじっくり考えて構築を組みます。わたしは完全に後者のタイプで、センスが皆無なので完全に「努力のみ」でここまで来ました。泥臭く行えば誰でもある程度は上達できることの実証例になれたかと思います。つまり、自分には才能がないから向いてないかも、、、と諦めなくて良いと思います。また、正しい姿勢で努力していく過程でセンスも磨かれると信じています!!

 

対戦に向き合う前の自身の特徴(4〜5月時点)

・ダメ感でなんとかなるでしょ〜と、安易に考えて対戦中にダメージ計算すらまともにしたことなかった

・とにかく数こなせばいつか上達するはずと思い、毎シーズン数百戦も闇雲に潜っては時間を無駄にしていた

・次こうすればいいやと頭の中だけや構築の一部分をすぐに弄って終わり、解決した気になって負け試合を振り返ったことがなかった

・そもそも構築って何?という感じで自分の言葉で全く説明できず、構築自体を軽視していたため、強そうなポケモンをテキトーに入れて満足していた

 

考えてみれば当たり前のことなのですが、これらはすべて勝つ確率を高めるのではなく、むしろ逆の方向に作用していました。対戦自体は7世代の頃からやっていましたが、恐ろしいことにこれに気づいたのは今年6月の初旬。なぜ負けたのかを考え、自身の取り組み方を上記のようにして箇条書きで紙に書いてみると、「そりゃ安定して勝てないわ!」と納得して非常に反省したことを覚えています。

 

上記の問題点を改善して7月に初めて最終3桁に乗ることができましたが、ここからがとても大変でした。レート1900と2000では大きな壁があるように感じていたからです。ではどのような違いがあったのかというと、あくまで個人的な体感なので恐縮ですが、言葉にしてわかりやすいものとしては下記の3点になるかと思いました(もちろんプレイヤーの方々の中で異なる認識も多くあると思います!僕/わたしはこう思う!などご意見等ありましたらぜひお知らせください!!学びになりますので勉強させていただきたいです✨)。

構築の完成度

交流の広さ

プレイヤーのマインド

 

まず一つ目の構築の完成度についてですが、これは多くの方の構築記事を読んではっきりと自分に足りない部分で、伸びしろがある箇所と自覚した点でした。ポケモン間のシナジー、つまり嚙み合い方が違うと感じました。歯車のように噛み合って全体として大きな動力を生むイメージです。単体スペックの高いポケモンを6体並べるのと、環境に強い動きを通すための基本選出軸を強固に支える補完枠を添えた構築では対応幅が格段に広がるため、勝率に貢献する安定感が違うということです。上位記事でみるような普段見ないような型やマイナー寄りなポケモンは単体でみるとそう強くないものの、全体としてすさまじい運動エネルギーを生むということになります。シナジーとは相乗効果であり、aとbのポケモンがいるとa+bではなく、a+b+a*bになったりします(パオカバ、カバツツミなど!)。シナジーが6匹のポケモンで噛み合って生まれたらすごいパワーになるはずです

 

構築記事を相当な数読んで気になった点をメモすることで、最近になってようやくそれに気づけました。マイナーポケモンは環境に強い動きを通すために最大の力を発揮させるための唯一無二のピースであるからこそ、考え抜かれた上で採用されているということですね。初心者のころはそれが見えてなくてよく強者の真似をしてマイナーポケモンを使っては負けて弱いとポケモンのせいにしてしまっていましたが大変反省しました。弱いのは明らかに自分だったからです。環境の考察力や構築力が身につくと、多くのポケモンを活躍させる機会を作れるはずだと思いました。この構築力に関しては、まだまだ先輩トレーナーさんの方々に及ばずで今も鍛えるために修行中です。今後も皆様の構築記事で勉強させていただき、ゆっくり伸ばしていこうと思います!

 

次に、交流の広さについてです。安定して結果を出している方々は多くの方と積極的に交流している傾向にあることに気づきました。なぜ交流の有無が戦績に影響するのか。それはすなわち、交流の広さは情報収集力と相関があるに違いないと思い至りました。特に環境が激変するシーズンでは安定した勝率を維持するために日々の情報収集が不可欠です。動画配信などがある時代なので以前に比べれば情報取集が容易な時代ですが、それでも独力では限界があります。そこで、わたしはXやDiscordをはじめとするコミュニケーションツールに目を付け、積極的に交流することを心掛けました。XではリプライやDMを通して実に多くの方々と環境について議論し、Discordではシグマさんのメン限サーバーに入って情報収集を行いました。これらが今回環境を知ることに大きく貢献したと思います。引っ込み思案なわたしでも勇気を出して話しかけてみて本当に良かったと思います。(連絡くださる皆様いつもありがとうございます!とても恥ずかしがりやなので大変助かってます!笑)

 

最後はプレイヤーのマインドについてです。これは一見重要でなさそうに見えて、実は相当な差を生み出す要因になるのではないかと個人的に考えています。自分はこの精神力が大変弱く、実はこのS10まで3桁帯で戦うことに対して恐くて潜れませんでした(900位台に入ったら今日はもういいかなと対戦をやめていました)。そんな自分を変えてみようと思い、なんとかなれーッ!のちいかわの心意気で潜ることにしました。中盤~終盤にかけて3桁帯で戦えたことがその後大きく成長するきっかけとなりました。これにより、もう恐くないかもという精神力を養えたことに加えて、それ以上にこれまで対戦を夢見ていた憧れのFFの方々と当たるようになり、ランクマってこんなに面白いのか!!!!と世界が広がって見えました。FFのみなさんは強者の方ばかりなのでほとんど負けてましたが、必ず試合終了後は画面越しの相手に対戦ありがとうございました!と一礼していました。その後、「せなさん、もしかしてさっきあたりました?」とDMが来たこともあり、対戦の振り返りを通してあ~ここの行動が原因で負けたのか!と勉強させていただくとともに交流を深めるきっかけにもなりました。こういった連絡がとっても嬉しくて、よい思い出になっています。みなさん例外なく優しくしてくださり、強い方々とやり取りをしていくうちにもしかして自分も少しはマシになったのでは?!と勘違いし始めて脳が騙され、感覚が麻痺してきました。それが最終日に保存せずに乗り込む勇気につながったのかと思います。

 

最終週に2ROMをR1950近くまで上げたので自己ベストだしもういいかなという気持ちがありましたが、ここまで来て保存したら過去の自分と同じだと思い直し、意を決して10/1の朝7時から潜りました。ここで臆病なわたしがとった戦術は、最終日は絶対にポケモンホームをみないという取り組み方です。これにより、どこのタイミングが2000チャレンジか自分で分からないため、緊張しないだろうという単純な作戦でした笑。実際、かなりリラックスして楽しんで対戦していました。勝率もとてもよかったと思います。今後も○○チャレンジの時は緊張してしまうと思いますので最終日は引き続きこの作戦で行きたいと思います(笑)。

 

【Special thanks】

ポケモン対戦についていろいろと教えていただき、いつも優しく励ましの応援をくださる、るーさん

環境や構築についてとても議論してくださった、ちゃっぴーさん

たくさんの環境考察をともにしてくださった、暴君さん

テラスタイプの変更などでいつもお世話になっている、けぬさん

 

また、XでリプライやDMでやり取りさせていただいたFFの皆様

みなさまのお力なくしてR2000には至れませんでした。

それではたくさんの感謝の愛を込めて、

ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!