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パオくんしか勝たん

SVシングルs7構築記事【最終590位/レート1877】可愛い猫ちゃんから不意のローキック

【S7 最終590位 最終レート1877 可愛い猫ちゃんから不意のローキック】

こんにちは、せないずみです!SVシングルで初めて最終3桁を取ることができたので構築記事を書いてみました!構築記事の投稿も初めてになりますので色々変なところなどがあるかもしれませんが温かい目でみていただけましたら幸いです。ランクマ始めて以来ずっと4桁〜5桁を彷徨っていたわたしがどうやって最終3桁にこぎつけたのかについて、記事の最後にコラムとして取り組んできたことを少し書いてみましたのでご興味のある方は一読いただけましたら嬉しく思います

【使用構築】

【最終順位】

サブロム TNせないずみ

メインロム TNキョウカ

最高/最終レートともに1877で、上記の構築を使って2ROMで最終3桁でした✨

 

【構築経緯】

当初の予定では、いつも通りわたしの彼氏であるパオジアンを軸に構築を組むことを考えていた。だが、バトル画面に出すや否やその佇まいに胸を打たれ、技選択の待機画面で時々吠えたりしてカッコ良すぎて心臓の動悸が激しくなってしまい、今回ばかりはボックスにstayしてもらうことにした。ごめんねパオ君…。大好きだよ。。。

 

まず、この環境がつらら落としや悪の波動など、素早くかつパワーのあるポケモンの上からの確率の押し付けが強すぎると感じていた。その中でもパオジアンのつらら落としはレギュCを通して脅威そのものであり、最終日付近にはパオディンラッシャカイリュー系統の並びが激増した。特に初手の襷パオ始動が非常に多かったため、ローキックと毒ビシを搭載したマスカーニャに着目し(詳細は後述)、詰ませ性能の高い呪いみがわりラッシャと合わせて軸とした

 マスカーニャとラッシャを使う上で高速特殊アタッカーの対策が必要となるので使い慣れていたHDカバルドンと、ある程度撃ち合いに強く、スイープ性能もあるスカーフイーユイを使うことにした

本構築は対パオ軸に厚い構築であるが、パオがいない構築相手(イルカ軸やチオン軸など)にはアンコール持ちの飛行テラスカイリューが強く出れることに着目し、AS極振りの意地カイリューを採用した。カイリューを選出時にちらつかせることで相手のパオを誘い出す狙いがある

ここまでで、相手のバレルやガッサ、ツツミ、キョジが重たいと思ったのでそれらに強く、カイリューとの並びとしても組み込みやすい隠密サフゴを補完枠として入れて構築が完成した

 

ポケモン個別紹介】

マスカーニャ@襷、霊

特性:へんげんじさい  性格:ようき

技構成:ローキック、じゃれつく、ふいうち、どくびし

実数値 152-164-90-x-90-192

努力値 AS252(H4)

最終日3回に2回くらいは体感当たったパオディンラッシャカイリュー系統を総なめに崩し、4桁の果てから3桁帯へと連勝で導いてくれた救世主。採用率圏外のローキックを採用しており、死角からのローキックによる強引な S操作と不意打ちの組み合わせが本当に強かった。相手のディンラッシャを崩すどくびしまでは確定で、残りの技枠はじゃれつくとトリックフラワーとで迷ったが、ディンルー、カイリュー、セグレイブ、テツノカイナに負荷をかけるためにじゃれつくを採用。

対パオ軸との戦いについてだが、こちらのカバ、イーユイ、カイリュー、サフゴが見えているため相手からすると初手襷パオが安定しやすいので誘導通り初手に出てくる。環境にいたパオはようきも意地もいて、ようきの場合には上を取られてしまうが、裏にラッシャを見せているためにスカーフ警戒でほとんど礫を押された。(2回上からつららを撃たれたこともあったが2回とも動いてローキックを入れた。自覚ありすぎて驚いた。) Sを下げた後は不意打ちを押して多くの相手のパオを沈めていった。その後にまた負荷をかけて数的有利をとったり、毒ビシを撒いたりとやりたい放題できたのが強かった。また、パオ軸以外では初手にイーユイを出されることもしばしばあったが、想定外のローキックで沈めていった。霊テラスにすることで対カイリューへの性能も高くした。それが生きてHP1からでもこだわりしんそくカイリューに勝った試合もあった。圧倒的MVP

ヘイラッシャ@たべのこし、草

特性:天然  性格:わんぱく

技構成:ウェーブタックル、みがわり、じわれ、のろい

実数値 257-120-182-x-85-57

努力値 H252、B244、S12

耐久お化け。どくびしマスカーニャとのシナジーが高く、詰ませる性能が非常に高い。第4週以降、バトルデータベースを見てみがわりが採用率トップ10圏外で身代わり持ちラッシャがほぼ存在しないことに気づいて育成した個体。みがわり呪いはあまり警戒されず、カイリューミミッキュ、みがわり未所持のキョジオーン、草テラスの利用によってガッサまでも崩して何度も勝ちを生み出してくれた。みがわりを上手く張って最後イーユイをウェブタで吹き飛ばした時は嬉しくてダイエット中なのにチョコ食べた。猛省。

正直守るが欲しかったが、ラッシャミラーや受けルのことを考えるとじわれを抜くことはできなかった。じわれは極力押さないようにしていて、弱い自分に勝つために技の位置をあえてみがわりの次にしている

 

イーユイ@スカーフ、炎

特性:わざわいのたま  性格:ひかえめ

技構成:あくのはどうかえんほうしゃ、ねごと、オーバーヒート

実数値 159-x-101-189-141-138

努力値 H228、B4、C132、D4、S140(努力値調整の表記に一部誤りがあるとのご指摘をいただきましたので修正いたしました。ご連絡いただいた方々ありがとうございました。7/3追記)

実況者のいろはさんの動画で紹介されていた個体を使わせていただきました。大事なところだけこちらに書いておきますので、細かい調整はいろはさんの動画を見ていただければと思います。特化ガッサのマッパ15/16耐え、特化カイリューのテラス神速14/16耐え。 Sは最速パオツツミ抜き

 

マスカーニャやラッシャで疲弊させた後のスイーパーとして活躍した。相手のハバタクカミにどうしても勝ちたかったので炎テラスを採用しており、実際かなりの数勝てたので正解だった。ねごとが生きた試合は一回しかなかったので噴煙など他の技でも良いかも

 

カバルドン@オボン、水

特性:すなおこし  性格:わんぱく

技構成:じしん、あくび、ステルスロックなまける

実数値 215-132-151-x-124-68

努力値 HD252、S4

安心と信頼のカバルドン。Dに振りきると、オボン込みでようきC176ツツミのフリドラ99%耐え、ドロポン確定耐え、特化カミのムンフォを確3耐えする。眼鏡持ち以外には基本勝てるため、ハバカミを見たら選出していた。ブーエナがの発動が目印でそれが見えれば安全に出すことができるため、後ろから出して処理してもらった。特殊および物理へのクッションと使いたかったのでオボンにしたが、これが慣れていてとても使いやすかった。また、食べ残し持ちのなまけるカバルドンが一定数流行していたため、相手目線オボンもってると吹き飛ばし持ちと勘繰られることが多かった。なまけるは無警戒だったのであくびと合わせて安定的に動くことができた。テラスは耐久面に優れている水を採用したが、ほとんどカバにテラスは切らなかった

 

砂で相手の襷やマルスケを潰せる点や、あくびや高速回復技を持つ点でやはりディンルーとは全く違うポケモンだと感じた。ディンルーも好きだけどカバは弱点が少ないのと命中不安技がないのが偉すぎた。あと、試合中にカバさんなまけてるの可愛くてしんどい。無理。

 

カイリュー@するどいくちばし、飛行

特性:マルチスケイル  性格:意地っぱり

技構成:しんそく、じしん、テラバ、アンコール

実数値 167-204-115-x-120-132

努力値 AS252、H4

破壊神。パオやラッシャがいない相手パーティに対しては滅法強かったポケモン。頭にカラフルな風船を掲げてlovelyかつcuteな素振りを見せながらも、受け出しが効かない火力を見せつけて暴れ回った。もはやサイコパスである。終盤はパオだらけだったのであまり選出しなかったが、出した試合はかなり活躍した。最終日の3桁チャレで受けループと当たり、アンコールで受けルのクレベースを崩して勝ちに導いたのもこのポケモン。レギュDでの活躍にも期待している

 

サーフゴー@隠密マント、飛行

特性:おうごんのからだ  性格:ずぶとい

技構成:ゴールドラッシュ、シャドーボールじこさいせい、わるだくみ

実数値 191-x-154-153-111-115

努力値 H228、B196、S84

史上最強の置物ポケモン。選出画面ですでに仕事をしているため出さなくてもよい。ただし、重ためのテツノツツミや、キョジガッサバレルが見えた時には出していた。カイリューへの打点としてゴールドラッシュ、ラッシャなどに強いウェポンとしてシャドーボールを採用。対受けルの瞑想ラッキーに何もできない技構成なのでゴルラの枠はサイコショックや気合い玉でも良いかもと今更ながら思った。耐久面について、対物理はようきミミッキュの珠シャドクロ+かげうちを確定耐え、特化パオのかみくだくを確定耐え(78.6~92.2%)。対特殊はようきC176のツツミのフリドラ+水テラドロポンを超高乱数以外耐え。テラスには地面を透かして1ターン行動権を得る飛行テラスを採用。ラストでディンルー対面を作り出し、風船に乗ってシュールに浮いて勝った試合もあった。

隠密はメガネやスカーフなどに比べると少し構築のパワーが落ちるので、うまく隠密を持たせないように組むことも必要なのだろうと感じた。これは今後の課題である。

 

【選出】

基本選出は、マスカーニャ+ラッシャ+イーユイorカバルドン(刺さりそうな方のどちらか)。対パオ軸系統には脳死ですべてこの選出だったがほぼ負けなかった。ローキックでパオを沈め→ラッシャで疲弊させて勝ち筋を見つけてイーユイでスイープする or タイミング見計らって毒ビシ入れてカバとラッシャで詰める

対チオン軸やイルカ軸:カイリュー+ラッシャ+イーユイを選出。初手の毒ビシ持ちやイルカに大きな負荷をかけにいくために飛行テラカイリューから投げていた。

 

きつい相手

毒ビシ持ち全般。

特にマスカーニャでなんとかならないドクガが厳しい。毒ビシ持ちのドクガと予想された時には初手に必ずカイリューを置いた。

テツノツツミがパーティ全体でかなり重たい。カバで無理やりあくび入れてから相手のエナブ潰してスカーフイーユイで刈るなど、カバの体力管理がかなりシビアな戦いを強いられる。ここは改善点かと思われる。今思えばカバの水テラスはほとんど切らなかったからツツミ対策で鋼で良かったのかも。

 

【感想】

初心者から抜け出すべく真剣にランクマに取り組んできたので、自己ベストを更新できてとても嬉しかったです。最終日付近体調を崩して諦めかけてましたが、Twitterでフォロワーさんに励まされ、十分な睡眠をとって7/1の深夜1時から潜り始めました(その時2ロムとも4桁でした)。皆さんからの応援なくしては成し得なかったと確信しています。応援くださった皆様本当にありがとうございました(✿ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾ペコリ

 

【コラム:最終3桁を目指すためにやったこと】

最後に、テラス環境が苦手でずーーーーーーっと4桁〜5桁を行き来していたわたしが初心者を抜け出すべくどうやってランクマに向き合ってきたかについて備忘録も兼ねて書いておきたいと思います。同じ悩みを持つ方やこれからランクマを始めたいと思ってる方にとって本記事が参考になりましたら幸いです。

まず、簡単な自己紹介です。ウルトラサンムーンのときに対戦にかじり始めて、剣盾の途中で(S15ぐらいの時?)に受験のため引退し、その後しばらくしてSVシーズン4から復帰しました。わたしは多い時は月に300戦近く対戦するほど対戦に魅了されており、可愛いポケモンで勝ちたいという人でした(今もそこは変わってません!笑)

やってるうちに何か掴めるでしょ!という淡い幻想を胸に、ひたすらにあれこれパーティをいじくり回して気付けば最終日を迎えて自信のある構築を持たずに挑んで、思うように勝てないという日々を送っていました(今思えば勝てない理由が明白でした。。)

対戦自体はウルトラサンムーンの時からやってたので、長い間やってる割には上達せず、何度も落ち込んでは引退を考えました。ところが、前向きになるきっかけが突然ある日やってきました。タイプ相性についてよく考えてみると、SVではテラスという仕様が追加され、そもそものタイプ相性の有利不利が変わったり、予想外の強襲として弱点をつけるテラバーストが導入されたりと、システムは似ているものの結構別のゲームになっているということに気づきました(もしかしたらしっかり分析すると、スポーツでいうところの短距離走長距離走くらい違いがあるのかもしれません)。それがきっかけで、じゃあできなくても練習不足なんだから仕方ないんだ!と開き直ることができました。長くポケモンをプレイしているのに上達しない…というわたしと同じ悩みをもたれている方の励みになりましたら幸いです

さて、前置きが長くなりましたが、わたしがやっていたよくなかった点とやって伸びた点を簡潔に列挙していきます

 

良くなかった点

ダメージ計算をしない(ダメ感でなんとかなると思い込んでいた)

構築に対する軽視(そもそも構築に対してどれほどそれが重要なのかも全く理解していなかった)

負けた理由を明らかにしない(毎回脳内だけで次はこうすればいいでしょ!と楽観的に考えて終わっていた)

・パーティのポケモンを負ける度にころころ変える(あのポケモン重たいからこれ入れておけばいいでしょ!という気持ちでテキトーに組み替えて対策した気になっていた)

 

たくさんの方と会話をして、上記の自分の状態に気づいたのがS6の終わりでした。そこから反省して S7では下記のことに取り組み、自身の実力が伸びていくのを実感しました

 

やって伸びた点(コト)

とにかく計算(好きなポケモンを活躍させたいからこそ徹底的な計算が必要となる!2回で確定取れるかどうか、一発は耐えるかどうかの緻密な調整は安定して勝つに当たり、非常に重要でした)

構築を重んじる(わたしの兄がカードゲームと同じくらい大事なのかな?とふと発したのがきっかけでそれだ!!!!と思いました。ポケモンもカードゲームのように繊細で、一枚変えただけで勝率が見違えるように違うのではないかとその類似性に気付き、テラスタイプや技一つ一つを吟味するようになりました。これによってパーティ内のポケモン頻繁に変えることもなくなりました)

上位の方の構築記事を読む(これまで多くの人がぶっぱではない努力値調整をしていてなんでだろうと思ってたのですが、計算の重要性を理解してから驚きと発見でいっぱいになりました。心を打たれた箇所はしっかりメモをとって読むと良いかと思います)

負け試合の分析を徹底する(勝ち試合の分析は運による上振れや相手の技選択が関わるのであまり意味がありませんが、負け試合の分析は成長への最短ルートと確信しています。なぜなら運負けを除くのであれば「負けには必ず理由がある」からです。)

とにかくメモを取る(負けた時の状況や行動について分析をメモしておくと次に活かせます。例:「カバのじしんを交代で出てきたカイリューに透かされてアンコールされて負けに繋がってしまった。対策→まずはあくびから打つ」など。こうした立ち回りのメモは構築時に役に立つし、計算結果のメモは対戦中に振り返られるようにしておくとかなり有利になる)

・メンタル管理(負け試合を振り返ってプレイングに悪いところが見当たらず、運が悪かっただけならば決して構築は悪くありません。3割に当たって負けたならば平均的に繰り返していけば7割は勝てることですし、運負けはあまり気にしないことにしていました)

・たくさんの人と会話をする(強いととの会話、実力が同じくらいの人との会話、初心者との会話、どれをとっても学ぶことが多くあるかと思います。教えられる側はもちろんのこと、教えることで得られる発想やアイデアも多くあるはずです。わたしで良ければたくさん会話していただけると嬉しいです!本ブログにもTwitterのリンクを載せておりますのでぜひお気軽にご連絡ください!)

 

恐るべきことに、対戦を長年やってきたものの、上記の良くなかった点を全て軽視しており、一方でやって伸びた点のことを全く実践しようとしてきませんでした。それは理由ありきですので伸び悩むかと思います( ;  ; )。これまで全くそれに気づけませんでしたが、気づいたきっかけはTwitterで仲良くしてくださっているフォロワーさんとの会話にありました。最後にここまで成長に導いてくださった皆様に【Special thanks】にて感謝を述べて終わりたいと思います。異常に長い記事で、もはや怪文書ですが、ここまで読んでくださった方々に感謝申し上げます。

 

【Special thanks】

何度も環境考察や構築などについて議論してくださった、暴君さん、はるみんさん、

ヘイラッシャの調整や立ち回りについてアドバイスをいただいた、るーさん、ケチャワチャさん、

最終日直前にもかかわらずカバを水テラスに変えてくださった、けぬさん、

そしていつもTwitterで応援や励ましの言葉を頂いているフォロワーの皆様、

本当にありがとうございました!!!!!!