lovepoke’s blog

パオくんしか勝たん

【S9 最終789位 最終レート1924 パオくんしか勝たん】

【S9 最終789位 最終レート1924 パオくんしか勝たん】


こんにちは、せないずみです!SVシングルで S9もなんとか最終3桁を取ることができたので構築記事を書きました(※長文注意です)!

記事の投稿もまだ2回目になので、おかしなところなどがあるかもしれませんが温かい目でみていただけましたら幸いです。主軸の構想は脳内にあったものの、最終日前に急遽再編成した構築なのでかなり甘いものとなっているかもしれません。そのため、構築自体はあまり参考にならないかもですが、環境の分析・対策などの思考過程を書きますのでその辺りをお楽しみいただけたらと思います!それではどうぞ✨

【最終順位】

最高/最終 1924

TN せないずみ

 

【使用構築】

一応レンタルあります〜!興味ありましたらお使いください(*´꒳`*)

 

【構築経緯】

まず、彼氏のパオくんを採用。頭の上に電球が乗っかって閃きの天才になる姿があまりにも可愛すぎたので電気テラスにした(ちゃんとした理由もあります!いや本当に!信じてください!おねがいします!!(必死))。その上で環境への対策を考えた

レギュDにおける強力なパーティはいわゆるBIG6 −ディンルー・カイリュー・サーフゴー・ハバタクカミ・パオジアン・水ウーラオスであり、この並びにある程度安定して勝てる構築が必要不可欠であると考えた。そこで、型とウェポンの多様性(不確実性の高さ)によって相手にテラスを切らせる能力が高く、上記のほぼ全てのポケモンに対して互角以上に渡り合えるパンチグローブ持ちの毒テラス水ウーラオスに着目した。水ポケモンや水テラスを誘いやすく電気パオと相性が良いのも高ポイントである。上記2匹を構築の軸とし、積み展開による全抜きを構築のコンセプトとした

レギュDでは水ウーラオスがあまりにも強いために、相手のラオスにも安定して勝てるポケモンが必要であると考え、オボン持ちの水テラスウルガモスを採用した。サフゴ、カミ、パオに強い点も高く評価した。ここまではシーズン序盤までの構想として脳内にあった。残りのポケモンは無難に強いディンルーカイリューサフゴの並びで適当に使っていた。序盤はこれで勝てていたが、終盤にかけての劇的な環境変動に惑わされて、全くといっていいほど勝てなくなってしまったのが悩みであった。15-25日の海外留学から帰国後、それまでできなかった分を取り戻すべくとにかく数をこなして潜るが、イダイトウ、ジバコ、ランドロス、セグレイブなどのそれまでそんなにいたっけ?というポケモンが激増し、思うように動かすことができず連敗。急遽30日に構築を組み直すことに。

 

ランクマ使用率の推移グラフやBIG6の型で高い確率はどれかを冷静にポケモンデータベースで眺めて、初手の妖テラス鉢巻ガブリアスが現環境にかなり刺さっていることに気づいた。初手ラオス、ジバコ、セグ、ランドロスどれにでも対応可能である点を評価して採用した

 

ここまでブエナツツミがやや重たく、後出しから打ち合えるポケモンが欲しかった。ツツミ対策に加え、終盤の環境でよく見られたメガネカミ、パオ、セグ、ジバコイルに強く、選出抑制力が高い点を評価してチョッキハッサムを採用

 

最後に、トリルパや襷エースのイダイトウに対する明確な解答としてオーロンゲを思いつき、満を辞しての採用となり構築が完成した

 

ポケモン個別紹介】

パオジアン@ラムの実、電気💡

特性:わざわいのつるぎ  性格:いじっぱり

技構成:つららおとし、テラバースト、氷の礫、剣の舞

実数値 155-189-109-x-85-179

 

努力値 A252、B68、S188(最速110族抜きあまりB)

彼氏兼破壊神。早い Sからの怯みの押し付け、圧倒的な火力、可愛い、優秀な先制技持ち、テラス強要力、可愛い、カッコいい、可愛い等と採用しない理由を見つける方が難しいくらいのポケモン。持ち物はラムの実を採用。初手のキノガッサ・ドラパのみならず、剣舞する機会を与え、ラッシャやドヒド、バレル入りのサイクルを全て壊滅させてきた。終盤急に増えたカバルドンにも強かったのがよかった。オーロンゲとの相性も良く、壁張りの剣舞後には環境にいたメガネハバカミを礫で安全に倒してくれた。不意打ち警戒でフェアリーテラス切ってくれることもあり、easy winに貢献した

S調整のラインはそもそも最速ドクガがいないので改善の余地あり。最速ガブか準速オオニューラ抜きくらいまでにしてBに回した方が強いかも

電気テラスについて。今期電気テラスで終盤潜ろうと思っていたのには理由があって、それが「でんじはの流行に対する解答」である。カイリューやサフゴなどあらゆる方向から電磁波が飛んでくる環境においてかなり強く出られると感じたからである。特に、役割対象であるカイリューには強く意識した。竜舞や鉢巻などの電磁波以外の一般的な型ならば後述のイカサマ持ちオーロンゲで処理できるし、電磁波カイリューならばテラスを強要させた挙句、一度は素で剣舞し、つららを外そうが2度目は電気テラスで空かすという動きが強かった。また電磁波が強い環境が続けば S10以降も見込みのある型だと思う

 

水ウーラオス@パンチグローブ、毒テラス

特性:ふかしの拳  性格:いじっぱり

技構成:水流連打、冷凍パンチ、ドレインパンチ、剣の舞

実数値 197-184-121-x-85-137

努力値 H172、A140、B4、D36、S156

調整意図:最速サフゴ抜き、B方面特化カイリューのノマテラ神速2回耐え、D方面:メガネおくびょうカミのシャドボorショック耐え、おくびょうツツミのフリドラ確定耐え、C4振りサンダーの放電確定耐え。なるべく火力をあげたいので余りA

 

レギュDが誇る最強ポケモン。自慢の耐久調整である程度のポケモンにわたりあえるようにしたが、オーロンゲの壁と組み合わせることで化け物と化した。壊れ技の水流連打、カイリューを吹き飛ばす冷凍パンチ、場持ちを維持するドレインパンチ、剣の舞で技は完結していた。少し早い Sが役立ってミラーの遅い耐久ラオスやサーフゴーを吹き飛ばして勝つのも爽快であった。テラスはどんな盤面でも捲れるよう毒テラスを採用。こわいくらい強い熊だった。多分同じクマ科クマ属のくまのプーさんも泣くレベル

 

ウルガモス@オボンの実、水テラス

特性:ほのおのからだ  性格:おくびょう

技構成:炎の舞、ギガドレインちょうのまい、あさひのひざし

実数値 191-x-111-156-126-138(一舞で最速パオツツミ抜き、余り耐久へ)

努力値 H244、B204、C4、D4、 S52

圧倒的積みエース。水テラオボンにすることで、安全かつ確実に水ウーラオスを処理することができた。対特殊に対してはハバタクカミを起点にするなど言わずもがな最強で、対物理に対してもわりと高い耐久と30%やけどがあって仕事できた。ステロが厳しいけど初手に出せば関係ないということに気づいて初めて厚底ブーツではなくオボンを採用したが、オボン、ギガドレイン、あさひと回復ソースが豊富でめちゃくちゃ強かった。鬼火読みで色んな交代をされたのもなんか刺さった。環境に鬼火持ちが多かったのかな?あと、水テラスすると頭からお水が出てキラキラ光る姿がきれいで可愛いのも高ポイント!

 

ガブリアス@こだわり鉢巻、フェアリーテラス

特性:さめはだ  性格:いじっぱり

技構成:じしん、げきりん、ねごと、テラバースト

実数値 183-200-116-x-105-154

努力値 AS252(B4)

最終日の救世主であり主人公。相手の初手ランドロスやウーラオス、オオニューラ、構築上呼びやすいディンルーなどに悩んでいたが、妖鉢巻型がこれらのポケモンに対応できることが気づきフェアリーテラバ入りで採用した。本構築においてハッサムウルガモスと組み合わせることで活躍できるという見込みがあった。というのも、選出画面でチラつかせることでカミやミミッキュなどのフェアリータイプの選出抑制に成功し、予想通り逆鱗が凄まじく通った。また、オーロンゲと組み合わせることで初手にサーフゴーやウーラオス、オオニューラを誘導し、難なく突破した。フェイタルクローで眠らされてもねごとで動ける主人公は寝ながら相手を倒すことくらい余裕らしい。わたしもこれくらい強いめんたるが欲しいものである

初手のウーラオス対面は妖テラバを押していた。相手目線、ステロドラテの耐久ガブ→オーロンゲ壁展開にも見えなくないことからか、テラスは一度も切られなかった。相手が意地でもようきでも襷でもスカーフでもパンチグローブでも勝てるし、カイリューに引いてきた時はそのまま降参されることもしばしばあった。この子がいなかったら最終日頑張れなかったと思う。ありがとう、パオジアンガブリアス

 

ハッサム@突撃チョッキ、テラス鋼

特性:テクニシャン  性格:いじっぱり

技構成:とんぼがえり、バレットパンチインファイト、どろぼう

実数値 177-200-120-x-101-85(おくびょうツツミのドロポン2回耐え)

努力値 HA252(D4)

最強のビジュアル系置物枠。選出抑制が主な仕事で、初手ガブできついパオやカミを避けることができ理想のパートナーだった。ツツミがいたら投げていたが、出した試合はかなり活躍した。火力と特殊耐久を兼ね備えたチョッキハッサムは大変使い勝手が良く、もっと増えても良いように感じた。ビジュ天才だと思う。ロックバンドでベース弾いてそう。ファンになっちゃう

 

オーロンゲ@ひかりのねんど、テラス霊

特性:いたずらごころ  性格:わんぱく

技構成:イカサマ、リフレクター、光の壁、でんじは

実数値 201-140-128-x-97-80(HP奇数、物理耐久特化、あまりD)

努力値H244、B252、D12

なんやこいつ。

 

【選出やオーロンゲについて】

基本選出は特になく、相手が対面構築かサイクルかで刺さりそうなポケモンを変えていく。

対面構築が相手のときは、初手ガブorパオ+オーロンゲ+ラオスorウルガモスの壁展開(相手のパーティにカイリューとドランがいない時にはガモスを積極的に選出)

対サイクル戦は、初手ガブ+ウーラオス+パオジアンorウルガモス(でんじはの刺さりが良いときにはロンゲを選出)

対受け構築のときは、初手パオ+ガブ+水ラオス(役割集中によって物理受けを突破する)

 

イダイトウ入りの構築を見かけたら必ずオーロンゲを投げていた。リフレクターとタイプ一致のイカサマがとても偉く、実際オーロンゲを搭載してからはイダイトウに負けた記憶がほとんどない。オーロンゲはイダイトウ対策として閃いて最後に入ってきた枠だが、先述の通り、剣舞パオジアン、剣舞水ウーラオス、蝶舞ウルガモスと相性が非常に良く、構築のラストピースとして完璧だった。竜舞カイリューの神速を霊テラスで透かしてイカサマして勝った試合も多く、本構築の影のMVPであった。

立ち回りとして強いと個人的に思ったのは、初手ガブに対してパオが来てしまったときなど気まずい状況となった時にクッションとしてオーロンゲに引ける点である。これにより変な択を避け、安定的な立ち回りが可能となった。また、初手にパオやラオスを置いてから引くという動きも相手のテラスを切らせることに繋がり、オーロンゲバックでテラスを切らせた試合はほとんど勝つことができた。これはまだ考察の段階で議論の余地があるところだが、サイクル戦においては初手にテラスを強要させる力というものが非常に重要になるのではないかと考えている。その理由としては、タイプ相性を変えることのできるテラスという仕様は不利対面を有利に変えるものであり、その権利を失ってサイクル戦をするのと、その権利を隠し持って常に相手に択を与え続けて行動するのでは後者に圧倒的に有利だからである。

 

きつい相手

初手零度連打パオジアン。そんな子に教育した覚えはありません。

キョジオーン。幸い最終日は当たらなかったが、当たった場合にはウーラオスでテラス切らせてからパオで処理するなどのルートを取る必要があり、こちらの行動択が安定しないために相当苦しい試合運びになることが予想される。ここは明らかな改善点かも。増えてきたら隠密剣舞ガブで対応可能だが、構築のパワーが落ちてしまうのが難点。キョジオーンほんと強い泣

メガネ持ちテツノツツミ。実は後投げでチョッキハッサムが受からないのでかなり厳しい。クイタンによる対面操作も強力で、体力管理がかなりシビアな戦いを強いられてしまう。個体数こそ少なかったものの、ウルガモスで無理やり突破するしかないので少し課題かも

 

【感想】

今月も学業で忙しかったですが、なんとか最終3桁に滑り込むことができてとても嬉しかったです。初の3桁チャレンジに差し掛かったのが9/1の朝8時半頃と限界ギリギリの挑戦でした。絶対に諦めない意思があればポケモンの神様が微笑んでくれるのかもしれません。どんなに時間が無くてもしっかり考えれば勝てるといった成功体験をつくる機会にもなり、今後取り組む上でも良い経験になりました。本構築は全てのポケモンがMVPといっても過言ではないくらいみんな活躍してくれて、選出抑制and誘導による初手鉢巻ガブを倒す閃きも功を奏し、最終日はかなり勝ち進めて逆転できました。それまでは精神的に諦めかけていたので皆さんからの応援なくしては成し得なかったと確信しています。皆様本当にありがとうございました(✿ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾

 

【Special thanks】

構築や立ち回りなどについて貴重なアドバイスをくださった、るーさん

 

環境考察や構築などについて議論してくださった、暴君さん

(暴君さんも雨パで初の最終3桁となる結果を残されていました!良かったら暴君さんの構築記事もご覧になってください🙌 面白いポケモンが目白押しです!下記が構築記事リンクになります。

https://t.co/2MxbtVzyKz

※掲載本人許可済み)

パオジアンを電気テラスに変えてくださった、けぬさん、

そしていつもTwitterで応援や励ましの言葉を頂いているフォロワーの皆様、

ありがとうございました!!!!!!9月もマイペースにがんばります!!